韓国薬局「ノスカナゲル」を成分から見る

海外の医薬品事情

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1行でいうと

ノスカナゲルは、韓国では化粧品ではなく「医薬品」として扱われている、傷跡ケア用のゲルです。配合成分と、日本での位置づけを確認しました。

※本記事は、この商品の購入・入手を推奨・案内するものではありません。公開されている成分情報をもとにした一般的な読み物です。

SNSで話題の韓国薬局アイテム

「韓国旅行に行ったら薬局で買うべき」――そんな紹介とともに、SNSや美容系レビューサイトでたびたび登場するのが、韓国の製薬会社・東亜製薬が販売する「ノスカナゲル」です。

日本の@cosmeやLIPSといった化粧品レビューサイトにも商品ページがあり、多くの口コミが投稿されています。ただ、この商品には知っておきたい事実があります。韓国国内では、化粧品ではなく「一般医薬品」として、韓国の規制当局(MFDS、日本の厚生労働省・PMDAにあたる機関)に承認されている外用薬なのです。

ノスカナゲルとは何か

ノスカナゲルは、2013年に発売された、手術痕・にきび跡・肥厚性瘢痕(けが等の傷が治る過程で盛り上がってしまった状態)やケロイド(傷跡が赤く硬く盛り上がった状態)のケアを目的としたゲルです。2018年には、韓国の中央薬事審議委員会が有効性を改めて確認した経緯もある製品です。

韓国の薬局で処方箋なしに購入できる「一般医薬品」に区分されており、日本の感覚でいうと、ドラッグストアで薬剤師・登録販売者から購入する市販薬に近い位置づけになります。

配合されている有効成分は、次の3つです。

  • ヘパリンナトリウム
  • アラントイン
  • D-パンテノール(デクスパンテノール)

配合成分の一般的な働き

ここで説明する内容は、あくまで成分そのものについて一般的に知られている働きであり、商品自体の効果を保証するものではありません。

  • ヘパリンナトリウム: 本来は血液が固まるのを防ぐ成分として知られていますが、外用薬では血行を促す働きや、炎症を抑える働きが期待される成分として、傷跡ケア製品に使われることがあります。
  • アラントイン: 皮膚の修復を助ける成分として、多くの外用薬・スキンケア製品に配合されている一般的な成分です。
  • D-パンテノール: ビタミンB5の仲間にあたる成分で、皮膚の保湿やバリア機能(外部の刺激から肌を守るはたらき)のサポートに関わるとされています。

こうして見ると、いずれも傷跡ケアの分野で以前から知られている成分の組み合わせであり、目新しい未知の成分が使われているわけではないことが分かります。

まとめ

ノスカナゲルは、韓国では化粧品ではなく「一般医薬品」として承認されている、傷跡・ケロイドケア用のゲルです。配合成分はヘパリンナトリウム・アラントイン・D-パンテノールという、傷跡ケアの分野で以前から知られている組み合わせですが、これはあくまで成分の一般的な働きであり、商品そのものの効能を保証するものではありません。SNSでは化粧品のように紹介されがちですが、実態は韓国で医薬品として扱われている製品であり、日本国内では医薬品としての承認を受けていない点は、知っておく価値のある事実だと言えるでしょう。

備考

  • 本記事は、SNSで話題になっている商品について、公開されている成分情報・商品区分情報をもとに客観的に整理した読み物であり、商品の購入・入手・使用を推奨・案内するものではありません。
  • 成分の働きに関する説明は、成分そのものについて一般的に知られている知識であり、商品の効果を保証・断定するものではありません。
  • 本記事で紹介した商品は、日本国内において医薬品として承認された記録が確認できないものです。個人輸入・海外での購入によって入手した製品を使用する場合の健康被害は、多くの場合自己責任となる点にご留意ください。
  • 本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の症状の診断・治療方針を示すものではありません。傷跡・肌の症状が続く場合や心配な場合は、皮膚科等の医療機関を受診してください。

参考情報(調査日: 2026-09-12)

※本記事の内容は上記情報源に基づく執筆時点(2026年9月12日)の情報です。韓国国内での医薬品としての承認内容は、日本国内での承認・許可を意味するものではありません。最新情報は各国の規制当局・製造販売元の公式情報でご確認ください。

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