記事の読了時間
目安2分(本文約2,000字)
はじめに
リジュビネックスクリームは、韓国では化粧品ではなく「医薬品」として扱われている外用クリームです。配合成分と、日本での位置づけを確認しました。
本記事は、この商品の購入・入手を推奨・案内するものではありません。公開されている成分情報をもとにした一般的な読み物です。
SNSで話題の韓国薬局アイテム
「韓国旅行に行ったら薬局で買うべき」――そんな紹介とともに、SNSや美容系レビューサイトでたびたび登場するのが、韓国の製薬会社・パマリサーチが販売する「リジュビネックスクリーム」です。
日本の@cosmeやLIPSといった化粧品レビューサイトにも商品ページがあり、多くの口コミが投稿されています。ただ、この商品には知っておきたい事実があります。韓国国内では、化粧品ではなく「一般医薬品」として、韓国の規制当局(MFDS、日本の厚生労働省・PMDAにあたる機関)に承認されている外用薬なのです。
リジュビネックスクリームとは何か
リジュビネックスクリームは、美容医療分野の注射剤「リジュラン」で知られるパマリサーチが手がける外用クリームです。2025年4月には、韓国の薬局における一般医薬品の売上ランキングで1位を獲得したと現地の業界紙で報じられるほど、人気の高い商品です。
韓国の薬局で処方箋なしに購入できる「一般医薬品」に区分されており、日本の感覚でいうと、ドラッグストアで薬剤師・登録販売者から購入する市販薬に近い位置づけになります。韓国での承認内容は、皮膚や結合組織(皮膚の内部を支える組織)の栄養不足や、それに伴って治りにくくなった傷への栄養補給とされています。
配合されている有効成分は、次の1つです。
- PDRN(ポリデオキシリボヌクレオチド)
配合成分の一般的な働き
ここで説明する内容は、あくまで成分そのものについて一般的に知られている働きであり、商品自体の効果を保証するものではありません。
PDRNは、主に鮭やニジマスの生殖細胞に由来するDNAの断片を精製した成分です。韓国では、美容医療の分野で「注射剤」として広く使われている成分として知られており、細胞の活性化やコラーゲン産生への関与が報告されています。
ただし、注意しておきたい点があります。こうした報告の多くは、皮膚の内部に直接注入する「注射剤」としての使われ方に基づくものです。外用クリームとして肌の表面に塗った場合に、同じ条件・同じ程度の作用が期待できるかどうかは、注射剤とは前提が異なります。塗り薬と注射剤とでは、成分が体内にどう届くかという経路自体が違うため、単純に同一視することはできません。
まとめ
リジュビネックスクリームは、韓国では化粧品ではなく「一般医薬品」として承認されている外用クリームで、PDRNという成分が配合されています。PDRNは美容医療の注射剤として知名度の高い成分ですが、これはあくまで注射剤としての報告であり、外用クリームで同様の効果が得られるとは限りません。SNSでは化粧品のように紹介されがちですが、実態は韓国で医薬品として扱われている製品であり、日本国内では医薬品としての承認を受けていない点は、知っておく価値のある事実だと言えるでしょう。
備考
- 本記事は、SNSで話題になっている商品について、公開されている成分情報・商品区分情報をもとに客観的に整理した読み物であり、商品の購入・入手・使用を推奨・案内するものではありません。
- 成分の働きに関する説明は、成分そのものについて一般的に知られている知識であり、商品の効果を保証・断定するものではありません。特にPDRNについては、美容医療分野(注射剤)での報告を外用クリームにそのまま当てはめられるものではない点にご留意ください。
- 本記事で紹介した商品は、日本国内において医薬品として承認された記録が確認できないものです。個人輸入・海外での購入によって入手した製品を使用する場合の健康被害は、多くの場合自己責任となる点にご留意ください。
- 本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の症状の診断・治療方針を示すものではありません。肌の症状が続く場合や心配な場合は、皮膚科等の医療機関を受診してください。
参考情報(調査日: 2026-09-12)
※本記事の内容は上記情報源に基づく執筆時点(2026年9月12日)の情報です。韓国国内での医薬品としての承認内容は、日本国内での承認・許可を意味するものではありません。最新情報は各国の規制当局・製造販売元の公式情報でご確認ください。
