ナロンエースTとプレミアムの違い|胃を守る成分の有無を比較表で解説

解熱鎮痛・頭痛
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⚠️ 本記事は一般的な情報提供であり、個別の診断・治療を目的とするものではありません。

1行でいうと

現在のナロンエースは「ナロンエースT」と「ナロンエースプレミアム」の2製品で、いずれも指定濫用防止医薬品の対象成分を含んでいます。成分の違いと注意点を整理しました。

  • ドラッグストアで「ナロンエース」の棚を見て、T・プレミアムの違いが分からなかった方
  • 頭痛・生理痛に市販の解熱鎮痛薬を検討している方
  • ナロンエースの成分と購入時の注意点を正しく知りたい方

「ナロンエース」だけでは呼べなくなった今の姿

かつて「ナロンエース」という名前だけの製品が販売されていましたが、大正製薬の公式ブランドサイトを確認すると、現在の頭痛薬ラインナップは「ナロンエースT」と「ナロンエースプレミアム」の2製品になっています。無印の「ナロンエース」や、以前紹介されていた「ナロンエースR」(胃保護成分入り)は、いずれも公式サイト上では現行のラインナップとして案内されていません。

本記事では、現行の2製品を中心に、成分と注意点を整理していきます。

2製品の成分比較

項目 ナロンエースT ナロンエースプレミアム
胃粘膜保護成分 なし あり(乾燥水酸化アルミニウムゲル)
イブプロフェン(2錠中) 144mg 144mg
エテンザミド(2錠中) 84mg 84mg
ブロモバレリル尿素(2錠中) 200mg 200mg
無水カフェイン(2錠中) 50mg 50mg
特徴 2種類の鎮痛成分の組み合わせ Tの処方に胃粘膜保護成分を追加

(※「エテンザミド」は、イブプロフェンとは異なる仕組みで痛みの伝わりを抑えるとされる解熱鎮痛成分です。2種類の異なる仕組みの鎮痛成分を組み合わせることで、相乗的な効果を狙った処方とされています。)

この2製品の違いは、胃粘膜保護成分(乾燥水酸化アルミニウムゲル)の有無だけであり、鎮痛成分の種類・量は共通しています。「プレミアム」という名前から効果が強いという印象を持ちやすいですが、実際には胃への配慮が加わったという処方設計の違いです。

選び方の一般的な考え方

用途を踏まえると、次のような整理ができます。

なお、大正製薬のナロンシリーズには、これらとは別に、アセトアミノフェンを主成分とした「ナロンm」「ナロン錠」「ナロン顆粒」もあります。これらは鎮静成分・ブロモバレリル尿素を含まない処方で、7歳以上から使用できる製品もあるなど、位置づけが異なります。

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※迷った場合は、店舗で薬剤師または登録販売者に相談することをおすすめします。

まとめ

ナロンエースTとプレミアムの共通成分と胃粘膜保護成分の有無の違いを示す系統図

現在のナロンエースは、ナロンエースTとナロンエースプレミアムの2製品で構成されており、鎮痛成分の種類・量は共通で、胃粘膜保護成分の有無だけが異なります。いずれもブロモバレリル尿素という指定濫用防止医薬品の対象成分を含むため、購入時の年齢確認や数量制限といったルールがあることを知っておくと安心です。かつて存在した無印の「ナロンエース」やナロンエースRは、現在は公式のラインナップに含まれていない点にも注意しましょう。

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注意点:ブロモバレリル尿素は指定濫用防止医薬品の対象成分です

ナロンエースT・プレミアムには、いずれもブロモバレリル尿素という成分が配合されており、これは2026年5月1日に施行された改正薬機法における「指定濫用防止医薬品」の対象成分の一つです。対象成分は当初6成分でしたが、同時期にデキストロメトルファン・ジフェンヒドラミンが追加され、現在は8成分に拡大されています。この区分に該当する製品を購入する際は、販売時に薬剤師・登録販売者から購入目的や年齢の確認を求められることがあり、若年者(18歳未満)は大容量製品や複数個の購入が原則としてできません。

これは、市販薬の過剰摂取(オーバードーズ)が社会的な問題として指摘されるようになったことを背景にした制度です。決められた用法・用量を守って使用している限り、通常の解熱鎮痛薬としての使用に支障が生じるものではありません。自己判断で決められた量を超えて服用したり、複数の製品を併用したりすることは避け、症状が長引く場合は医療機関を受診してください。なお、鎮静成分は含むもののこの対象成分は含まない解熱鎮痛薬としては、イブシリーズの違いを徹底比較があります。制度の背景や対象成分ごとのリスクについては、指定濫用防止医薬品とは何かで詳しく解説しています。

同じ大正製薬の風邪薬シリーズ・便秘薬シリーズについては、パブロン風邪薬シリーズの違いを徹底比較、コーラックとスルーラックの違いを比較もあわせてご覧ください。

備考

  • 本記事は特定商品の購入を推奨・誘導するものではなく、成分の一般的な特徴を客観的に整理した情報提供です。「どちらが優れている」といった優劣の判断を示すものではありません。
  • 指定濫用防止医薬品に関する記述は、制度の一般的な説明であり、薬物乱用・過剰摂取の具体的な方法を示唆する意図は一切ありません。市販薬は用法・用量を守って使用してください。
  • 記載した成分・用法用量は、2026年9月時点で大正製薬公式サイト・添付文書情報により確認したものです。製品のパッケージリニューアルや処方変更により内容が変わることがあるため、実際に使用する際は必ずお手元の製品の添付文書をご確認ください。
  • 持病がある方、他の薬を服用中の方、妊娠中・授乳中の方は、購入前に薬剤師にご相談ください。
  • 本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の症状の診断・治療方針を示すものではありません。痛みが長引く場合や心配な場合は、医療機関を受診してください。

参考情報(調査日: 2026-09-17)

※本記事の内容は上記情報源に基づく執筆時点(2026年9月17日)の情報です。製品の処方・パッケージ・販売状況は予告なく変更されることがあるため、最新情報は大正製薬公式サイト・お手元の添付文書でご確認ください。

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